愛と甘やかし

ビッケの辛い食餌療法が終わったのが3日前。
とはいってももう普通のカリカリご飯には戻れない。
尿道結石を抑える為のpHコントロールの食事に変わっただけなのだが
石を溶かす為の食事は相当まずかったらしくpHコントロールの食事をものすごい勢いで食べている。
ここ3日でビッケは要石のように重くなった。
見た感じはそれほど太ったように見えないしまだ1歳なので成長分ということでOKだと思う。



調子がよくなったので以前に食べてさせていた市販のカリカリの残りを1つまみあげてみた。
ビッケはとても嬉しそう。
本当は決められた食事以外のものはやってはいけないのだが
嬉しそうにポリポリと音をさせてかじるビッケの顔を見ているとついつい決心が揺らぐ。



今の彼には食事だけが楽しみである。
しかしながらビッケの健康を守るのは私の義務。
ビッケはおいしいものをくれない私のことが嫌いになってしまうかもしれない。
1つまみのかりかりは私の甘やかしに他ならない。
どんなに嫌われてもだめなものはだめ
そう言える正しいパートナーにならなくちゃいけない。



毅然とした愛は、難しいなぁ。



【 私信 】

某忍者のお兄さんへ。
アラン陛下にお兄さんの引退を伝えた所とても残念がっていました。
一段落したらお手紙でも送って差し上げてくださいな。