2年前の月の見えない夜。 真っ暗な中で、全てが虚しく感じられて、涙も枯れたまま 倒れそうな体をひきづりながらいなくなった白猫を探して歩いた。 いつも通る真っ暗な公園。 艶やかな、闇より黒い見慣れぬ小さな仔猫が私の足許に寄って来て 私の顔を覗き込…
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