PRO-file感想。

何気に見始めてしばらく経つPRO-file
その中の企画のガールズバンドPROJECTを毎週楽しみに見ていた。
私の気に入ったキャラクターがいたからである。

不遜にも見える彼女の言動は実力に裏打ちされたもの。
力強い眼力、溢れる存在感、どこを取っても私好みなギタリスト、MAHIRO。
彼女を見るためにこの番組を見ていたと言ってもいいくらいである。

彼女らを含む5バンドでサマーソニックの出場権を競う企画だったのだが
私は彼女達が優勝するものと確信していた。
CQLLAというバンドも気になっていたがMAHIROの圧倒的な存在感には敵わないと思っていた。

しかし、優勝したのはMAHIROのバンドでもCQLLAでもない別のバンドだった。
私的には敗因のひとつはヴォーカリストだと思う。
オーディションで選ばれたバンドの顔であるヴォーカリストの存在感がいまいち薄いのである。
正直、あのヴォーカルならMAHIROが歌ったほうが断然絵になると思った。
Vo,G・B,Cho・Drの3ピースの方が間違いなくかっこいいはずだ。

優勝したバンドの演奏はまったくといっていいほど憶えていない。
プロデューサー曰く、『完成度を取るか、将来性を取るか』とのことだったが
以前、音楽関係者と話をする機会がありその時聞いた話だと女の子バンドは扱いが難しいのだそうだ。
男性よりも感覚で物を言うのでカタストロフィが起こりやすい、とか。

ある程度完成されているバンドだと、
自分達がやってきた結果でその完成度まで到達したというプライドがある分使いにくい
それだったらまだ未完成のものをプロデュースした方が何かとやりやすい
そんなことを話したような覚えがある。
優勝者が決まった時、そんな話をふと思い出した。

MAHIROはいつか音楽シーンの表舞台に出てくるはずだ。
ギラギラした彼女の存在感は土の中にいるにはあまりにも光りすぎる。