いい事は続くのだ。

かつて小黒は選ばれた勇者のみが装着を許される伝説の防具に装着を拒まれた。
あの時は ○.......| ̄|_ ←本当にこんな感じだった。



「今度からこの仕事もやってもらいます」
部長よりなんだか小難しい仕事の習得を促され、○.......| ̄|_ ←こうなった。



終業後、落ち込む私を見るに見かねて上司のアサノさん(ロリ巨乳・レアキャラ)がお茶に誘ってくれた。
2人で近くのショッピングセンターにあるちょいと小洒落た喫茶店に向かっている時のこと。
煙草を切らしていたことに気付き彼女を靴屋さんに残して買いに行って戻るとアサノさんがまん丸な笑顔で待っていてくれた。



「小黒さん、これ、試してみませんか?」



彼女の指差す先にあったのは以前私を打ちのめしたあれがあった。
また叩きのめされるのか・・・と思ったがアサノさんのまん丸な笑顔には勝てない。
彼女が差し出すそれをそっと受け取る。



ジッパーを下げて足を突っ込む。第一段階はクリアだ。
ここからだ、ここからが難しいのだ。
気分は欽ちゃんの仮装大賞の審査待ち。



少しずつジッパーを上げる。
頭の中ではあの嫌な審査の音が流れる。
で・・・で・ででで・・・で・でで・・・で・・・



「遠くから着たんだよ〜〜〜」
妄想の欽ちゃんの悲痛な叫びが聞こえた時、奇跡は起こった。



ででで・・・で!



クリ〜ア〜〜〜〜〜〜〜!!合格!!
生まれて初めてのこの脚の感触。私はあの装備品の着用を許された勇者になったのだ。
アサノさんと2人で小さくうぉぉぉぉと叫んだ。



母さん、私は明日勇者の装備を身につけます。
装備品をつけてベッドで待っているから起こしに着て下さい。



おきなさい。 おきなさい わたしの かわいい しゃおへいや・・・
おはよう しゃおへい。 もう あさですよ。
きょうは とても たいせつなひ。しゃおへいが はじめて おしろに いくひ だったでしょ。
このひのために おまえを ゆうかんな おんなのこ として そだてたつもりです。
さあ かあさんに ついて いらっしゃい。
ここから まっすぐいくと おしろ です。
おうさまに ちゃんと あいさつ するのですよ。 さあ いってらっしゃい



オープニングで既にLv.100の気分。
おいら立派な勇者になります。



しゃおへい は ブーツがはけた
しゃおへい は レベルがあがった!
やるき が 269 あがった!



いろいろな意味でスペシャルサンクス、アサノさん。