キチガイや激しい社会不適応者は本やテレビで見かけるものであって
自分の周りに存在するものとはあまり思わない。
ましてや血は繋がらなくとも身内にいるものとは夢にも思わない。



彼奴には何度も何度も砂を掛けられた。
もう二度とそんなことはないと自分を、だんなを慰めた。



我々は再び砂を掛けられた。
彼奴は何度砂を掛けたかも覚えていないらしい。



彼奴の存在が許せない。